「パソコンのメールが受信できない」という悩みは、最近では珍しいものではありません。しかし、生活や仕事をするうえで、重要な内容を含んだメールが受信できないというのは困りものです。
そういったときに、パソコンでメールが受信できなくなる原因と、できなくなったときの対処法を知っておけばおおいに助かることでしょう。ぜひ当コラムを参考に解決してください。
パソコンでメールの受信ができない原因①：メールボックスの容量オーバー
パソコンのメールが受信できない原因のひとつには、メールボックスの容量オーバーがあります。たとえるなら、郵便受けに手紙がいっぱい入りすぎて新しい手紙を入れることができなくなった状態です。
メールボックスにも実際の郵便受けと同じように容量に限界があるので、新しくメールを受け取るにはそれを入れるための十分な容量がなくてはならないのです。
では、容量がいっぱいになったメールボックスを再び使うためには、どうすればよいのでしょうか？
解決策
基本的には、メールボックスの中のメールを削除していけば削除した分だけ容量が空き、新しいメールを受け取ることができるようになります。
応用として、パソコンのメールボックス中のメールは一定期間経つと削除されるように設定することができます。アカウント設定を開くとメールが届いてから削除するまでの時間を設定する項目があるので、それを任意の設定にすれば完了です。
メールボックスのアカウントによって詳細が異なりますが、気になった方は確認してみてください。
パソコンでメールの受信ができない原因②：迷惑メールと判別されている
受け取りたいメールの送り先のアドレスが、迷惑メールとして設定されたり迷惑メールフィルターに引っかかったりしている場合もメールを受け取ることはできません。多くの場合、迷惑メール専用のメールボックスに入っているため、メールを受信した通知を受け取ることができないのです。
解決策
この場合は、パソコンのメールボックスの迷惑メールのフォルダから受け取りたいメールを探し出し、「迷惑メールではない」と指定すれば通常どおりメールが届くようになります。
また、あまりにも迷惑メールフォルダにメールが届くことが多い場合は、迷惑メールフィルターの設定が強く設定されている可能性があります。迷惑メールフィルターの強弱の設定ができる場合は一度確認してみてください。
とくにメールマガジン、フリーメールのアドレスや英文メールなどがこの迷惑メールフィルターにかかりやすいので注意が必要です。
パソコンでメールの受信ができない原因③：サーバーの問題
サーバーに問題があってもメールを受信することはできません。サーバーとは、簡単に言うならばメールボックスを管理するコンピュータのことです。
ちなみに、サーバーに起きる問題とはどのようなものがあるのでしょうか？例としては、機器・システムの不具合や外部からの攻撃でサーバーにかかる負荷が大きくなって動かなくなることが挙げられます。
解決策
もしサーバーの問題が原因でメールが受信できないのであれば、そのことを通知するメールが来たり、管理画面でエラーの有無や詳細を確認できたりします。それにしたがって行動すれば、解決できるかもしれません。
パソコンのインターネット接続に問題がある可能性も
意外と盲点になりがちですが、そもそもインターネットの接続がなければメールを受信することは当然できません。
メールを受信するメカニズムとして、メールボックスが管理するサーバーに保存されており、インターネットを介して自分のメールアカウントを使ってメールを取りに行っているからです。わかりやすく言うと、自分の郵便受けが家ではなく郵便局に設置されているような状況で、手紙を郵便局まで取りに行っているようなものです。インターネットはそのための通り道として必要不可欠なのです。
この場合はインターネット接続の設定を確認するしかありません。もちろん、自分でインターネットの接続の確認や修復ができないときには、インターネット接続業者に頼る必要性も出てくるでしょう。
まとめ
現在、私たちの生活にはパソコンもメールもインターネットもなくてはならないものになりました。とくに、メールはプライベートなやり取りだけではなく仕事上での連絡手段としても使わざるを得ない場面があるでしょう。
しかし、メールが受信できないというトラブルはいずれにしても避けることができないものになっています。さほど重要ではないメールが受信できないことは大きな問題にはなりませんが、生活や仕事をするうえで重要な内容を含んだメールが受信できないということはとても困ることです。ときには人生を左右してしまうといっても過言ではありません。
そういったときに、なぜメールが受信できないのか、メールが受信できないときはどうすればよいのかということがわかっていればトラブルを避けることができるかもしれません。