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現在のメインとなっているリチウムイオンバッテリーに関してということで少し説明しますね。

実はPC用の充電池に関して「明確な寿命の定義」というのはありません。そこで、多くのメーカーが「50%に達すると急激にバッテリーの性能が下がり、使い勝手が悪くなる」というところからきている「バッテリーの最大充電容量が、初期設計容量の50%までしか充電できなくなった状態」を寿命として採用しているようです。

実際に表示されているというかアナウンスされているバッテリーメーカーが提示する寿命の指標として「最大充電回数」が多いと思います。

これは、前述のバッテリー寿命の目安である50%という数値を前提にして、バッテリー容量が製造当初の半分に至るまでの充電回数が最大充電回数としているものです。

リチウムイオンバッテリーの最大充電回数(500回)という表示はこの考えに基づいています。

充電時は外部から電流が流入する(電圧がかかる)ことで電子が負極に集まり、その動きにイオン化したリチウム原子が正極の素材(リチウム金属酸化物)から引き出され、負極の素材に格納されることでエネルギーをため込みます ⇒ 放電時はリチウム原子がイオン化し、電子が正極に移動することによりエネルギーを放出し電力(電流)が発生/供給されます。

この反応サイクルが毎回100%確実ならよいのですが、実際には電解液との反応物質が少しずつ発生するため、正負両極の周囲に付着したり、反応物質となったリチウム電子は正規の反応サイクルに参加できなくなりますからそれらが劣化原因となり蓄積することで充電容量は低下していき、最終的には寿命といわれる初期の50%以下になります。

さて、ここまでの充電池の仕組みのあらましは理解できたでしょうか?要するに充放電のサイクルは毎回100%確実に実行されるものではなくそれが劣化/寿命につながるということです。

すると、ここで寿命に関するもう一つの大きなファクターがでてきます。リチウムイオンバッテリーでは以前の電池に比べて低減されているとはいえ「継ぎ足し充電」の問題です。

実際に機器に搭載された状態の電池は0%から100%の間で充放電を繰り返しているわけではありません。例えばパナソニック製の電池を搭載したPC/PAD/スマートフォンなどでもNEC/アップル/サムスンなどの会社によって充電の制御が異なります。

具体的には、前提としてほとんどの場合(電池寿命を延ばすために)最低20%から最高80ないし85%の間で充放電を繰り返す設計となっています。

さらに、充放電の速度、充電時にかける負荷(アンペア数や急速充電など)、出力の制御(最大どのぐらい放電させるのか)、電池のセルの数は何個かなどの設計に基づく部分や、使用する場所の温度環境・使用頻度・充電の仕方(ノートなどで常時電源に接続している、警告が出てから充電している、たいして減っていなくとも毎日家に帰ったら充電しているなど)使用者個々の環境に基づく差異が影響してきます。

結果的に、同じ500回充電までは持ちますよという電池でもかなりの差が出てくることになるのです。

長々と前置きになってしまいましたが、以上のようなことから「ラップトップの充電用のバッテリーの寿命はどのくらいのものが平均ですか?」ということの答えは

1)最大充電回数の500回

2)期間ということでは、概ね半年から3年程度の間、使い方によっては5年程度持つこともある

というようになると思います。

例えば、60%程度に減って毎日充電することを1年半(約500日)、席を離れるたびにPADの充電をやめて席に戻るたびに再び電源につないで充電する(平均一日4回を三か月で500回)、充電してくださいと警告が出てから充電するようにして3年間で500回充電した、どう考えても違いが出ますよね?

ということは、あなたの使い方で寿命は大きく違ってくるということです。大事に使用してくださいね。

参考

一般に、充電の警告が表示されたら満充電になるまで充電する、充電は急速ではなく通常の速さで行うというのが電池寿命に良い影響を与えるといわれています。

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